「熊本初」となる「九州ファミリーホーム協議会研究会2023熊本大会」を、11月20日(月) グランメッセ熊本において開催。九州各県のファミリーホーム会員はじめ行政・里親・関係機関などからの一般参加者を含め、計101名の方にご参加いただきました。
開会式は、開催地を代表して熊本県ファミリーホーム協議会 永嶌洋三郎会長の「開会のことば」、九州ブロックファミリーホーム協議会 山崎浩会長より「主催者挨拶」をスタートに、来賓を代表して日本ファミリーホーム協議会
北川聡子会長より祝辞を頂戴しました。大会当日は、祝辞を頂戴した日本ファミリーホーム協議会 北川聡子会長と熊本県里親協議会 岩見照也会長にご臨席をいただきました。くまモンのサプライズ登場もあり、九州各地からお集りの皆さんに喜んでいただきました。
特別講演では、ファミリーホームと子どもの権利、家庭養育優先原則~「『真に』子どもにやさしい国を目指して」~の演題で、元厚生労働大臣 塩崎恭久
様にご講演いただきました。塩崎様は衆議院議員8期・参議院議員1期務められ、内閣官房長官や拉致問題担当大臣などを歴任。2014年から3年間厚生労働大臣を務められ、児童福祉法の改正に関わり「家庭養育優先原則」を条文に明記されました。現在は、28年間務められた国会議員の後、地元愛媛県で
妻 千枝子 様と養育里親登録されています。今回ご縁をいただき塩崎様に、家庭養育優先原則や日々進んでいる家庭養護を取り巻く現状・課題・展望について教えていただきました。ご夫妻で熊本へお越しいただき、「熊本」から大きく発信をしていただきました。
基調講演では、スマホの向こう側~インターネット世界にSOSを出す子どもの理解と対応~の演題で、熊本市立帯山中学校 教頭 田中慎一朗 様にご講演いただきました。田中様は公立中学校に19年間勤務した後、熊本教育委員会始動主事を経て現職。教職の傍ら講演活動や熊本日日新聞で「スマホの向こう側」の連載、RKKラジオ江上浩子のニュース515プラス
第3金曜レギュラーも務めておられます。基調講演後の研究討議にも全体コーディネーター 兼 アドバイザーとしてご参加いただきました。
グループ研修・研究討議では2つのテーマについて討議を行いました。
テーマ①「こどもたちを取り巻くSNS社会 私たちの関わり方とは? ~基調講演を踏まえて、取組・意見交換~」
テーマ②「情報端末利用に係る費用等について ~現状報告 ~」
それぞれのテーマについて、ファシリテーターを中心に全10グループで研修を行い、情報共有・意見交換が進みました。
閉会式では、宮津美光大会実行委員長が次期開催県「福岡県」の紹介と、熊本大会のお礼の言葉を延べ全日程を終了しました。全体の総合司会はRKK熊本放送ラジオ制作部長の江上浩子氏が終始スムーズに進行していただき、実り多い大会となったと確信をしております。
大会開催にあたりご支援・ご協力いただきました皆さま、ご参加いただきました皆さま、関わっていただいたすべての皆様に心より感謝申し上げます。大会詳細の報告は「大会報告書冊子」に代えさせていただきますことご了承ください。(報告:大会実行委員・大会事務局
宮津航一)